CMSの選び方ー「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の違い

CMSの選び方第二弾として、今回は導入形態によって分類される「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の違いについて解説します。

⑴オープンソース型CMS

オープンソース型CMSとは、ソースコードが無償で一般公開され、商用・非商用を問わず誰でも自由に利用・修正・再配布できるライセンス形態のソフトウェアです。

世界的に多くの人に愛用されている「WordPress」もオープンソース型CMSです。

世界でもっとも高いシェア率を誇る「WordPress」

オープンソース型CMSのメリット

  • ライセンス費用がかからないので、低コストでサイト構築が可能
  • デザインの自由度が高い
  • 拡張機能(プラグイン)が豊富なため、あとから様々な機能を追加できる
  • 使用者が多く、ネット上にも多くの情報がある

オープンソース型CMSのデメリット

  • サイト制作前にサーバやドメインは別当で用意する必要がある
  • ベンダーからのサポートがない→補修や不具合対応などを自分で対応する必要がある
  • カスタマイズの自由度が高い分、知識が必要
  • ソースコードが開示されているため、セキュリティリスクがある

低コストで自由度が高いのが一番の魅力ですが、その分事前準備や学び続ける姿勢が必要なCMSです。

⑵パッケージ型CMS

パッケージ型CMSとは、ベンダーが独自に開発したCMSパッケージを購入し、自社サーバにインストールしてサイト構築するタイプのCMSです。法人向けに、さまざまな機能を組み込んだパッケージとなっているため、個別なカスタマイズなしで見栄えが良く、高機能なサイトを作ることが可能です。また、導入から保守運用までベンダーのサポートを受けられるのも大きな魅力です。

株式会社シフトが提供する「SiTEMANAGE」

パッケージ型CMSのメリット

  • 導入から保守運用までベンダーのサポートを受けられるため安心して運用できる
  • 承認機能や権限設定など、管理の設定が可能なため、企業や組織での運用が可能
  • セキュリティ対策が充実している
  • 構築までの手間が少ない

パッケージ型CMSのデメリット

  • 導入コストやランニングコストが圧倒的に高い
  • 拡張機能(プラグイン)も有料であることが多い

セキュリティ性も機能もデザイン性も高いサイトを、サポートを受けながら作成できるのはとても心強いですが、その分費用が高くなってしまうのが弱点になります。大手企業に選ばれることの多いCMSになります。

⑶クラウド型CMS

先ほど紹介したパッケージ型CMSでは、用意されたCMSパッケージを自社サーバーに導入するのに対して、クラウド型CMSは運営会社がサーバーの管理を行います。別当サーバー契約の必要がなく、インターネット環境とブラウザさえあれば導入できる点が大きな特徴です。また、数多くのテンプレートをもとに制作を行うことができるので、初心者にはとてもおすすめなCMSになります。

ドイツに本社を置くJimdo GmbH社が提供す「Jindo」

クラウド型CMSのメリット

  • 導入コストがかからない上に、毎月のランニングコストも安い
  • サーバーの用意やソフトウェアの設定の必要がないので、導入スピードが速い
  • テンプレートをもとに簡単に制作を行うことができる
  • 構築までの手間が少ない

クラウド型CMSのデメリット

  • デザインや機能に制限があり、自由にカスタマイズできない
  • 海外で開発されたサービスが多いので、日本語でのサポートが不十分な場合がある

自由度は決して高くないので、知識がついてくると物足りなくなってしまうこともありますが、初心者がサイト作りを行う上では一番おすすめなCMSです。

まとめ

上記で紹介した3種類のCMSには、それぞれのメリット・デメリットがあります。

まずは、サイトを作る目的や予算、規模や制作に関わる人数や制作にかけていい時間を洗い出し、自分にとって最適なCMSを選定しましょう。

3カ国を話すマイペースなOL。制作に関する企画やマーケティング戦略を考えるのがメインのお仕事。 小さなデザイン会社でクリエイティブディレクターとして活動しながら、もっと小さな会社をのびのび経営中。

関連記事